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色々と気づくことがあったので、改めて別に書くことにした。
正直、VENUSに乗ったのはどちらかといったらBORAに関心があったからなのだけれど、前述の通りVENUSの破天荒な性能には舌を巻いたが、その印象が強すぎてBORAそのものの印象がちと薄い。
まあド素人なので、ホイール単体の印象なんて分かる訳ないが。
多分(だけれど・・・)、VENUSとBORAは相性がいい組み合わせなんだと思う。
VENUSはそれこそ剛の塊みたいなフレームで全く力が逃げない。
BORAも加速の良さはピカイチ。つまりこれまた力が逃げないホイールなので、VENUSにBORAはまさに鬼に金棒なのだ。
まあ、値段が値段なのでイイのは当たり前なので、今回はあえて気になった点を。
初期制動がいまいち。
ちなみに試乗車に装着されていたキャリパーはDura Ace。
Duraのキャリパーはその他のブレーキの感覚でレバーを引いてしまうと他愛も無くホイールをロックさせるほど強力で、数あるコンポの中でももっともDuraグレードにしたいパーツだと勝手に思っているのだが、今回のBORAとの組み合わせではこれまで抱いていたDuraのキャリパーへのイメージとは程遠く、急制動はまだいいが、それまでのスピードをコントロールする域ではシューがリムを滑っている印象だった。
シューのモデルや磨耗状態を確認しなかったので、なんとも言えないが、BMCについていたReynoldsのカーボンリム(OEMらしいが)でもDuraの制動力は凄まじかったので、これはBORAのせいなのだろうか。
あと、カンパのセミはBORAでも健在で、下りで脚を止めるとあの大合唱が始まってしまう。
なんでああなのかは未だに解せないし、音が大きいのはラチェットの抵抗が大きい証拠なんじゃないかと勝手に思っているので、どうも無視できない。誰か理由を教えてくれい。
まさか、歩行者への警告音のつもりで・・・なんてことをカンパがするはずないとは思うが。
音の問題はあれど、BORAは本当にいいホイールでしたよ。
よく回るし。耐久性も無視していないようだし。
ただ、BORAの高性能は、少なくとも実売40万近いブツに我々庶民が期待するものとはちと違うような気がする。
よく出来ているし、それはよく分かるんだが、「尖がって」はないというか。
うーん、40万あったら、もっと他の使い道を選ぶかな。
ちなみに30万あればLEWのリムを使ってサブkgのホイールが組めてしまう。
それにZIPPホイールも大抵20万強だ。
この辺りは、人によって考え方が違うだろうし、何を優先するかで選択肢は変わってくる。
何はともあれ、夢の機材をほんの一時でも堪能できたのはいい経験でござんした。
「直してくんないと、明日外出できない」なんてね・・・。帰るついでに道具を調達して夜な夜な外の通路で作業開始。
さすがに、3回目とあってだいぶ手馴れてきた。
手順云々はすでに他のホームページにもあるので、3回やった上で気づいたことをいくつか。
・とにかく、パーツの順番、方向などを忘れないこと。むしろメモったほうがいいくらい。いざ手順を間違えたときの精神的ダメージは甚大。
・基本的にパッチでの補修はしない。新品に近いならともかく、穴が開くようなチューブはすでに磨耗が進んでいる。ひとつ塞いでも、ほどなくしてまた別の穴があく。毎回ホイールを外す膨大な手間を考えたら、潔くチューブ丸ごと交換してしまったほうが賢明。
・チューブ交換の際は、必ずリムテープも交換しよう。ちなみに100均のリムテープはだめ。薄くて使い物にならない。丈夫なものでも150円しないのだから、ここはケチらない。
・英式対応のバルブ穴に米式を使うこともできるが、すこしきつめ。リムテープを痛めるリスクがあるので、素直に英式を使ったほうが無難。
・専用工具が必要、あるいはあると効率が格段に上がる部分が多い。これについてはまた機会があったら詳述する予定。
・ブレーキワイヤを外す作業からは、車体をひっくり返したほうが作業性がいい。
・ステーにかけるタイプのスタンドが便利だが、スタンドにかなりの強度が要求される。少なくともミノウラのはゴミ。
いわゆる自転車の前、後ろに一人ずつ子供を乗せる3人乗りの問題だ。
私は、この3人乗り禁止に賛成である。
二輪の乗り物に人間を前後に乗せて走行するのは危険だ。
私も、そういう自転車に気づいたらなるべく近づかない。
ちょっとした段差やくぼみでバランスを崩して右往左往して両足を付いてなんとか押さえつけるといった危なっかしい場面を見たのが一度や二度ではない。
知人も先日、実際に転倒して子供が道路に投げ出される3人乗り自転車を見たという。
もしヘルメットもせずに頭でも打ったら、または道路に投げ出されて後ろから自動車が突っ込んできたら・・・。
考えるだけでも背筋が凍りそうだ。
そもそもそういった事件がほとんど起こらない(というか報道されない)のが不思議なくらいだ。
もちろん、各家庭の事情などもあり事は単純ではない。
しかしこの3人乗りはスーパーの袋を満載したママチャリとは訳が違う。
乗せているのは物ではない。命なのだ。
そこでお役人も少し気を利かせて「安全な3人乗り自転車が開発されれば検討する」とのこと。
ただここんとこがセンセイ方の真骨頂で、具体的にどのような基準を満たせば「安全」なのか、まったく明示しない。おかげで大手自転車メーカーは何をすればいいのか分からないといった状況だ。
しかし物事は急を要する。
優雅なお役所仕事に付き合っていてはらちがあかない。
そこで、こんな自転車を見つけた。
これ
カワムラサイクルの子会社Land Walkerが開発した「かるがも」である。
写真を見れば分かるが、子供を前後ではなく、後ろに2人とも乗せてしまう構造である。
これは理にかなっていて、自転車は後輪に加重すると安定するように出来ている。
逆に、前輪に加重するととたんにコントロールが難しくなる。
前に子供を乗せては、どうしてもこの問題をクリアできない。
そこで後ろに2人なのである。
そして、大きな補助輪が付いていて車体がふらつくのを防ぐ。
自転車の場合、そうしても人間が座る位置がタイヤより上になるため相対的に高い位置に座ることになってしまい、それが重ければ重いほど左右のバランスを取るのは難しくなる。そこでこの補助輪が活躍するわけだが、この補助輪なかなか手の込んだ作りで、おそらくこの自転車最大の売りだろう。
サスペンションつきで車体をコーナリングの際傾けても両輪が常に地面をとらえるように傾く上、補助輪だけが段差に乗る場合、その補助輪の部分だけが持ち上がり車体本体はまったく傾かない。
詳しい構造は分からないが、かなり精巧な作りだ。
さてこの「かるがも」、6月ごろ発売とのことだが予価は7万円とのこと。
私は、思わず「安い!」と思ってしまったが、これは自分が68000円の自転車を所有していて感覚が麻痺しているからではなくて(笑)、安全がこの値段で買えると考えれば7万は決して高くないと思ったからだ。
おそらく大多数の消費者はこの値段に卒倒するかもしれないが、まともな自転車は1,2万では買えないのだ。
運ぶものが人である以上、高いか安いかという議論は筋違いだと思う。
もちろんこの「かるがも」も、どれだけの耐久性があるのか、またはサポート体制はどうなのかなど不安が無いわけではない。
しかし大手が揃いに揃って手をこまねいている中で、ひとつの答えを提示したことは素直に評価したい。
これがひとつの起爆剤となって、各社が真剣に開発に乗り出し、例の「安全」基準のひな形が一刻も早くできることを強く期待する。
ただし、「安全な3人乗り自転車」を作っても、相変わらず消費者が危険な3人乗りを続けて野放しにされるなら多くの努力は無駄になってしまう。
問題は山積みだ。
最後は、具体的に各メーカーのヘルメットの傾向を探っていきたい。
読んでいただける方には予め注意していただきたいが、これはあくまで私が感じた上でのインプレなので、そこは差し引いていただけれれば幸いである。
ちなみに私は、でかくて、丸みがあり、前後に長く、天地方向にも大きい頭をしている。
そんな私にはBELL SweepRのLサイズ、及びScott FUGAのLサイズがジャストフィットする。
SweepRはシェル自体がけっこう大きめに作られており、アジャスターを緩めるとかなりの余裕ができる。
しかし締めると明らかに前後に長い形で締めつけられるため、人によっては左右がきついと思うかもしれない。
被った感じ、頭とシェルに隙間ができるので、夏は良さそう。
ヘルメットの下にキャップを被ると言う人にもいいかも。
FUGAは予想外にフィットして少し驚き。
シェルはSweepRほど大きくないが、割と余裕がある。
頭との隙間はSweepRより小さめ。
安いのもいい。ただ取扱店舗が少なそう。
それ以外に、まず要注意と思われるブランドをまず挙げたい。
Giroはかなりくせがあり、被る頭を選びそうだ。
ATOMOSはまだいいが、IONOSは私が被った中でもっともこめかみの圧迫を強く感じたモデルだ。
それに被りもやや浅めで、シェルの形状も角ばっている。
Lサイズでもなんだか頭に乗っかっているような感触。
それにキノコ頭になる度99%なので、こいつは相当の美形じゃないと難しいんじゃあるまいか(笑)
はまる人にははまる、そんなブランドなんだと思う。
それにしてもGiroの価格設定はなんであんな強気なんだ?
Giroというブランドそのものは好きなんだが・・・(アームストロング著「It's not about the bike」参照)。
LASは(2)でも触れたとおり、かなり被りが浅い。
デザインも特徴的だし、やはり人を選ぶと思う。
MET、Limarも浅いという点では同様。
ついでに、指摘しておきたいのは、METもLimarも200g以下を謳ったモデルをリリースしているが、特にLimarなんかはシェル自体を小さくして軽量化しているような気がして正直いかがなものかと思う。
それにMETの199だってLサイズは実測250g以上あるらしい(店員さん情報)ので、結局言ったもん勝ちな部分があるんだと思う。
本物の世界最軽量はやはりOGKのMostroだろうか。
実測できちんと200gを切っている上に、頭でっかちな私でも眉毛の上端までシェルが覆ってくれるのだ。
どうやらこのヘルメットの開発にはいくつかの秘密があるらしいが、実勢15000円前後でこれだけのものを作れるOGKの開発力には脱帽。
デザインさえ気に入れば買いだと思う。
海外ブランドで案外万人受けしそうなのが、Lazer GENISISだと思う。
ピスタチオみたいな形で縦長に見えるが、シェルは意外と横幅に余裕がある。
独自のアジャスト機能を持ち、他にはない後頭部全体を包むようなフィット感がある。
値段が高いだけで、人気なのも納得。
蛇足だけど、あのベッティーニカラーは勇気が要るね(笑)
速ければいいけど、もし・・・(以下省略)。
あれは、コレクションなんだろうな。
(4)は気が向いたら書きます(笑)
追記
かなり重要なことを忘れていた。私はヘルメットの下にサイクルキャップを被るので、やや大きめなサイズを選ぶ傾向にある。サイクルキャップをかぶれば、Sweep Rがベストだが、直に被る場合はGiro IONOSがジャストフィットする。
当り前のことだけど、ヘルメットの下に何かを被るか否かも選ぶ際の大きなファクターになると思う。
メーカによればこのRoadルブは特許も取得したと言うセラミックを含有したオイルで、このセラミック粒子がチェーンの可動部にコーティングを施し、潤滑性能が長時間持続し、かつ汚れを寄せ付けないという。
ちゃんと汚れます、はい。
液そのものは、とろっとしていて明らかにウェット系のあの感じ。
さらっさらのスピンドルオイルはすぅぅぅーとコマの間にすんなり染み込んでいくのに対し、こいつはじわぁーとゆっくり馴染んでいく感じ。
持続性能はやはりスピンドル油の比較じゃない。
雨で乗らなければ少なくとも500キロは潤滑性能がもつ。
まめに注油しない人にはイイ。
ただし、汚れの飛び散りは多くなった。
注油後に余分な油を入念に拭きとって時間を置いても、走ると汚れたオイルがチェーンステーやリムに飛び散ってしまう。
よって淡色のパンツは厳禁。
以下は推測だがこのオイル、長時間放置するとセラミック粒子と思われる白い沈殿ができる。
分離したオイルはかなりさらさらしている。
よってオイルそのものは軽いのだ。
沈殿する粉っぽい部分の成分(セラミック粒子とその他もろもろ)がさらさらのオイルと混ざって潤滑の持続性能を発揮しているんだと思う。
だから潤滑のもちは良いが、オイルそのものは軽い。
オイルはさらさらしているわけだから、汚れは粘つかない。
これがメーカーの言わんとする「ウェット系なのにドライ系並のクリーン性能」のからくりではなかろうか。
もしそうだとしても、上滑りの印象がぬぐえない。
持続性能の高さは買うけど、汚れたオイルの飛散が多くておしゃれ着で自転車に乗る人はダメだと思う。
メーカーとしては、「そんな人は毎日WAX Krytechを注油して」なんだろう(だからWAXルブにはRoadルブにはない32ozや1gallonのビッグサイズが用意されているのだ)。
まあこんなこと言いつつも、私はけっこう気に入っている。
一度注油すれば私の場合、2週間は何もしなくていいし、チェーンの動きが明らかにスムーズになったので、これはこれでいいかなといまのところ思っている。
単に、怪しげな「クリーン性能」とやらを求めなければ良いのだ。
第一、ウェット系なのに汚れないなんてありえないと思う。
ドライ系だって走ればしっかり汚れるのだから。
要は、汚れの質の問題なのだ。
前述の通りオイル自体はさらさらなので、汚れ具合はスピンドル油とほぼ同じ。
それで持続性能は明らかに上なのだから、試す価値はあると思う。
ただねぇ、いかにせん高い。120mlで実売1000円前後なんてオイル界では立派な高級品にあたると思う。
スピンドル油なんて、1Lでせいぜい400円くらいだし、もう少し粘度の高いオイルだって同じくらいで買える。
自転車専用というだけで、値段が跳ね上がるのはどうも腑に落ちない。
ただこのあたりの話は突っ込むと切りが無いので、又の機会に。
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