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一部の"ベテラン"の方からお叱りを受けそうだが・・・。
スローピングは良い!
というのが今日のお題。
ホリゾンタルフレームが美しいと思う気持ちはよく分かる。しかし、私のような胴長短足にはスタンドオーバーハイトに余裕の生まれるスローピングは救世主。友人の鉄製ホリゾンタルはTT長で40mmも短いのに、スタンドオーバーハイトはほぼ同じ。ビッグサイズのホリゾンタルなんて怖くて手が出ない。
それにスローピングは軽量化・高剛性の両立につながる。一見するとまっすぐなホリゾンタルのトップチューブは無駄がなさそうだが、実際トップチューブがつなぐパイプ、すなわちヘッドチューブとシートチューブは地面に垂直ではない。HCもSCも約71~74度で傾いていることから、双方のチューブをもっとも短く結ぶのは地面と水平な角度ではなく、15°前後傾いたトップチューブとなる。各社のスローピング角度を測ったわけではないが、15°のスロープというのは思った以上に傾きがきつい。これに近い角度を採用しているのはすぐ浮かぶ限りGIANTくらいか。そういえば、ロードバイクのスローピングフレームを最初に推し進めたのがGIANTだったとどこかの記事で読んだ覚えがある。
チューブが短くなるゆえその分軽くなり、チューブを接合する角度が浅いほど剛性もあがる(はず)。なぜなら、異形チューブでは分からないが、ラウンドチューブの場合、接合部分の面積が減り、その分余分な火を通す(その他加工をする)必要がない。しかも自転車の場合、垂直方向だけでなく横方向にもねじれの力が加わるため、斜めに接合されたフレームはその種の力に対してもろくなる。ホリゾンタルが縦方向の振動吸収に優れる反面、スローピングがダンシングで振りやすいという説はこれが要因ではないかと考えられる。
PanasonicのPOSシステムではスローピング、ホリゾンタルが選べるが、同じサイズでもスローピングの方が約40g軽量だという。そういえば、各社ホリゾンタルのフレームはあまり軽くない。Colnagoは各社軽量化に凌ぎを削る中、特別軽さを売りにしていない。またアンカーのネオコットフレームもスピニングバデッドといったノウハウを駆使しても、スローピングで造らせた一部のビルダーフレームに軽さでは後塵を拝する。
あれだけホリゾンタルが主流だったにも関わらず、また現在でも根強いユーザーのニーズがあるにも関わらず、各メーカーが一部のスチールフレームを除けばほぼすべてフレームをスローピングで設計しているのは、そこに確かなメリットがあるからと考えるのが自然のように思う。
高剛性・軽量を両立できるとすれば、同じ重量ならより剛性を上げる事が出来るし、同じ剛性ならより軽く作ることができる。
最後に。
私個人は決してホリゾンタル否定論者ではない。ColnagoやNeo cotのホリゾンタルは素直にかっこいいと思うし、ぜひこれからも作り続けて欲しい。それにスローピングにする事で得られる性能向上なぞ私のような素人にはまさに天稟の皿の上に積もる塵みたいなもので、それよりも自分がかっこいい!と愛着を感じられるものを選ぶことによるいわばプラセボ効果(というとオーバーかもしれないが)のほうが影響は大きいと思う。
今回の記事は、あえてその点を無視し、素人なりにスローピングの良さを客観的(なつもり)に書き連ねたものであることをご理解いただきたい。
というのが今日のお題。
ホリゾンタルフレームが美しいと思う気持ちはよく分かる。しかし、私のような胴長短足にはスタンドオーバーハイトに余裕の生まれるスローピングは救世主。友人の鉄製ホリゾンタルはTT長で40mmも短いのに、スタンドオーバーハイトはほぼ同じ。ビッグサイズのホリゾンタルなんて怖くて手が出ない。
それにスローピングは軽量化・高剛性の両立につながる。一見するとまっすぐなホリゾンタルのトップチューブは無駄がなさそうだが、実際トップチューブがつなぐパイプ、すなわちヘッドチューブとシートチューブは地面に垂直ではない。HCもSCも約71~74度で傾いていることから、双方のチューブをもっとも短く結ぶのは地面と水平な角度ではなく、15°前後傾いたトップチューブとなる。各社のスローピング角度を測ったわけではないが、15°のスロープというのは思った以上に傾きがきつい。これに近い角度を採用しているのはすぐ浮かぶ限りGIANTくらいか。そういえば、ロードバイクのスローピングフレームを最初に推し進めたのがGIANTだったとどこかの記事で読んだ覚えがある。
チューブが短くなるゆえその分軽くなり、チューブを接合する角度が浅いほど剛性もあがる(はず)。なぜなら、異形チューブでは分からないが、ラウンドチューブの場合、接合部分の面積が減り、その分余分な火を通す(その他加工をする)必要がない。しかも自転車の場合、垂直方向だけでなく横方向にもねじれの力が加わるため、斜めに接合されたフレームはその種の力に対してもろくなる。ホリゾンタルが縦方向の振動吸収に優れる反面、スローピングがダンシングで振りやすいという説はこれが要因ではないかと考えられる。
PanasonicのPOSシステムではスローピング、ホリゾンタルが選べるが、同じサイズでもスローピングの方が約40g軽量だという。そういえば、各社ホリゾンタルのフレームはあまり軽くない。Colnagoは各社軽量化に凌ぎを削る中、特別軽さを売りにしていない。またアンカーのネオコットフレームもスピニングバデッドといったノウハウを駆使しても、スローピングで造らせた一部のビルダーフレームに軽さでは後塵を拝する。
あれだけホリゾンタルが主流だったにも関わらず、また現在でも根強いユーザーのニーズがあるにも関わらず、各メーカーが一部のスチールフレームを除けばほぼすべてフレームをスローピングで設計しているのは、そこに確かなメリットがあるからと考えるのが自然のように思う。
高剛性・軽量を両立できるとすれば、同じ重量ならより剛性を上げる事が出来るし、同じ剛性ならより軽く作ることができる。
最後に。
私個人は決してホリゾンタル否定論者ではない。ColnagoやNeo cotのホリゾンタルは素直にかっこいいと思うし、ぜひこれからも作り続けて欲しい。それにスローピングにする事で得られる性能向上なぞ私のような素人にはまさに天稟の皿の上に積もる塵みたいなもので、それよりも自分がかっこいい!と愛着を感じられるものを選ぶことによるいわばプラセボ効果(というとオーバーかもしれないが)のほうが影響は大きいと思う。
今回の記事は、あえてその点を無視し、素人なりにスローピングの良さを客観的(なつもり)に書き連ねたものであることをご理解いただきたい。
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