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マリナーズの2008年が終わった。
とりあえずイチロー選手の200安打達成には賛辞をおくりたいと思う。
しかしチームは最終戦こそ勝ったが、年間成績では101敗の大台超え。
9月の12連敗といい、特にいいところなくシーズンを終えた。
期待の新戦力は故障や極度の不振、現存戦力もいい意味でも悪い意味でもいつもどおりの成績、そしてシーズン後半は積極的に起用した若手もいまいち振るわず。来シーズンに向けた良い材料と言えば、イチローの残留とか一部投手陣とか。むしろ悪い材料を探すほうがはるかに容易である。
ということで、これからのマリナーズのために(?)どんな改善策が必要なのか少し考えてみた。
とりあえずイチロー選手の200安打達成には賛辞をおくりたいと思う。
しかしチームは最終戦こそ勝ったが、年間成績では101敗の大台超え。
9月の12連敗といい、特にいいところなくシーズンを終えた。
期待の新戦力は故障や極度の不振、現存戦力もいい意味でも悪い意味でもいつもどおりの成績、そしてシーズン後半は積極的に起用した若手もいまいち振るわず。来シーズンに向けた良い材料と言えば、イチローの残留とか一部投手陣とか。むしろ悪い材料を探すほうがはるかに容易である。
ということで、これからのマリナーズのために(?)どんな改善策が必要なのか少し考えてみた。
1.フロントの一新
一体、いつになったら暫定ではない本物のGMが決まるんでしょうか。バベシが辞めてからマリナーズには動きがなくなりました。それもそのはず。あくまでも「暫定」なのだから。まともに交渉できるのかどうかもあやしい。あとは意味不明な社長とCEOもいっそのこと代えてしまったほうがいい。
とにかくこのチームの先見のなさ、計画性のなさ、一貫性のなさ、には感心します。まず少し前の話をすると、相思相愛だったはずのミゲル・テハーダにアホなくらいケチなオファーをして、あっさり振られた。以後のマリナーズのショート陣の状態は周知の通り。そしてそれにあせったのか、次の年はセクソン、ベルトレへの大盤振る舞い。当時のマリナーズ首脳陣はボラスの「ベルトレは今後リーグ有数の三塁手になる」というデータを信じきってしまった。まあ今となれば、ドジャース最終年のベルトレの成績は「打ち上げ花火」だった可能性が濃厚ですが、あの年以外の成績を見れば、少なくともあんなオファーは出さなかったと思います。とりあえず残留交渉をしたものの、あっさり手を引いたドジャース首脳陣は賢かったと言えます。
セクソンはもうさんざん書きましたが、確実性のなさはバックス時代から明らか。しかも同じ年のFAにはデルガドもいた。当時マーリンズと契約しましたが、額はセクソンとさして変わりません。
そして当時、イヴァン・ロドリゲスを捕らなかったのも不思議でした。ウィルソンが引退してからというもの、デービスとかオリーボとか中途半端なメンツしか揃えられず、城島の加入でようやく正捕手が決まりましたが、結局今年結んだ城島との延長契約は今年の成績および将来の戦略を考えると首を傾げざるをえません。イヴァンももう峠を越えているではないかという指摘もありますが、その通りです。しかしもしイヴァンと4年契約を結んでもですよ、契約は今年で終了ですから思う存分クレメントを使うことも出来たし、イヴァンなら良い教育係になったことでしょう。いきなり海外に飛び込んで、新しい言語、新しい環境とも向き合いつつ試合にも出なければいけなかった城島にそこまでを要求するのは厳しいと言えるでしょう。それにイヴァンだったら現在に至るまでチームにいないリーダーの役目をしっかり務められたと思います。
あまりたらればを並べ立てるのも建設的とは思えませんが、今のフロントはこれだけの失態をやらかしているのに、その責任はGMやら監督、コーチに押し付けて自分たちはのうのうと現在の立場に居座り続けているのです。
2.チームの整備(特に内野、先発投手陣)
おそらくマリナーズの内野はメジャー有数の脆弱さを誇っています。ファーストは固定できず、あとの3人は皆選球眼がない振り回すフリースウィンガーばかり。守備でもベルトレは良いとして、ロペスの拙守には何度呆れさせられたことか。ベタンコートも「魔術師」といわれるほど守備には定評があったが、セイバーメトリクスの分析によると守備範囲はそれほど際立っているわけではないというデータもあるし、私が見る限りべタンコートの動きは柔らかいが、総じて雑だと思う。打球へのアプローチは上手いと思うのだけれど、捕る瞬間の姿勢、グラブの位置、投げるときの動作もどこか適当にやっている印象がある。ベルトレの場合、案外ミスに見えるプレーが多いような気がするが、あれはリーグ有数の守備範囲の広さの副作用のようなものだし、あの恐るべき肩の強さは文字通り比肩するものがいない。ただし、打撃と合わせても年報(約1300万円)に見合う活躍をしているとは到底言い難い。
先発ピッチャーに関しては、もう言わずもがなですね。有望株と即戦力の大盤振る舞いで獲得したベダードは故障でしばらく戻ってきません。シルバはあれが実力でしょうね。こんな脆弱な内野陣なのにシンカーボーラーを獲得したGMが元はと言えば悪いんですが。ウォッシュバーンは相変わらず毎試合安定して4,5点取られて「試合を作り」、バティースタはもうリリーフ落ち。有望な若手もモロー、ローランドスミスくらいしか見当たりません。黒田を取り損ねたのも、現首脳およびバベシの最大の失態でしょうね。まあ、メジャー一年目でプレーオフ進出を決めた黒田本人の「眼が良かった」とも言えるのでしょうが。
具体的な対処法ですが、これだけ全体が悪いと一気に作りなおすというわけにはいかない。若手の底上げもほとんど期待できない状況ですから、まず何年かボロ負けしてドラフト上位指名権を獲得し使える若手を毎年ドラフトで指名するしか道はないと思います。FAやトレードは無理でしょう。まずFAですが、これだけ弱い現存戦力なのに、サラリーだけは全体で1億ドルを超えているんです。近年過熱気味のFA市場でもうマリナーズに好選手を獲得する体力は残っていないでしょう。そしてトレードするにしても、駒がありません。というか実際、今の首脳陣は変に動かないほうが得策と思います。ということは・・・、幾年かはあきらめたほうがいいでしょうね(笑)とにかくマリナーズの症状は末期的なので1年や2年で治るものではないと思います。
我慢すべきところはあっさり捨て、してはいけないところは異常なほど耐える。それを続けた結果、自らを救う道すらほとんど潰してしまったマリナーズにはもはや特効薬はないと思います。
だらだらと書いてしまいましたが、できることと言えば、色づけした部分くらいかと思います。あとはどこかのものすごい素っ頓狂なGMがマリナーズの半端な選手と交換にめっけもののプロスペクトを差し出してくれる可能性くらいでしょうか。その逆が起こる可能性のほうがはるかに高い気もしますが・・・。
最後に、今のマリナーズはリーマンやらAIGなんかよりよほど世界情勢を象徴するものとしてぴったりな気もする今日この頃です。
一体、いつになったら暫定ではない本物のGMが決まるんでしょうか。バベシが辞めてからマリナーズには動きがなくなりました。それもそのはず。あくまでも「暫定」なのだから。まともに交渉できるのかどうかもあやしい。あとは意味不明な社長とCEOもいっそのこと代えてしまったほうがいい。
とにかくこのチームの先見のなさ、計画性のなさ、一貫性のなさ、には感心します。まず少し前の話をすると、相思相愛だったはずのミゲル・テハーダにアホなくらいケチなオファーをして、あっさり振られた。以後のマリナーズのショート陣の状態は周知の通り。そしてそれにあせったのか、次の年はセクソン、ベルトレへの大盤振る舞い。当時のマリナーズ首脳陣はボラスの「ベルトレは今後リーグ有数の三塁手になる」というデータを信じきってしまった。まあ今となれば、ドジャース最終年のベルトレの成績は「打ち上げ花火」だった可能性が濃厚ですが、あの年以外の成績を見れば、少なくともあんなオファーは出さなかったと思います。とりあえず残留交渉をしたものの、あっさり手を引いたドジャース首脳陣は賢かったと言えます。
セクソンはもうさんざん書きましたが、確実性のなさはバックス時代から明らか。しかも同じ年のFAにはデルガドもいた。当時マーリンズと契約しましたが、額はセクソンとさして変わりません。
そして当時、イヴァン・ロドリゲスを捕らなかったのも不思議でした。ウィルソンが引退してからというもの、デービスとかオリーボとか中途半端なメンツしか揃えられず、城島の加入でようやく正捕手が決まりましたが、結局今年結んだ城島との延長契約は今年の成績および将来の戦略を考えると首を傾げざるをえません。イヴァンももう峠を越えているではないかという指摘もありますが、その通りです。しかしもしイヴァンと4年契約を結んでもですよ、契約は今年で終了ですから思う存分クレメントを使うことも出来たし、イヴァンなら良い教育係になったことでしょう。いきなり海外に飛び込んで、新しい言語、新しい環境とも向き合いつつ試合にも出なければいけなかった城島にそこまでを要求するのは厳しいと言えるでしょう。それにイヴァンだったら現在に至るまでチームにいないリーダーの役目をしっかり務められたと思います。
あまりたらればを並べ立てるのも建設的とは思えませんが、今のフロントはこれだけの失態をやらかしているのに、その責任はGMやら監督、コーチに押し付けて自分たちはのうのうと現在の立場に居座り続けているのです。
2.チームの整備(特に内野、先発投手陣)
おそらくマリナーズの内野はメジャー有数の脆弱さを誇っています。ファーストは固定できず、あとの3人は皆選球眼がない振り回すフリースウィンガーばかり。守備でもベルトレは良いとして、ロペスの拙守には何度呆れさせられたことか。ベタンコートも「魔術師」といわれるほど守備には定評があったが、セイバーメトリクスの分析によると守備範囲はそれほど際立っているわけではないというデータもあるし、私が見る限りべタンコートの動きは柔らかいが、総じて雑だと思う。打球へのアプローチは上手いと思うのだけれど、捕る瞬間の姿勢、グラブの位置、投げるときの動作もどこか適当にやっている印象がある。ベルトレの場合、案外ミスに見えるプレーが多いような気がするが、あれはリーグ有数の守備範囲の広さの副作用のようなものだし、あの恐るべき肩の強さは文字通り比肩するものがいない。ただし、打撃と合わせても年報(約1300万円)に見合う活躍をしているとは到底言い難い。
先発ピッチャーに関しては、もう言わずもがなですね。有望株と即戦力の大盤振る舞いで獲得したベダードは故障でしばらく戻ってきません。シルバはあれが実力でしょうね。こんな脆弱な内野陣なのにシンカーボーラーを獲得したGMが元はと言えば悪いんですが。ウォッシュバーンは相変わらず毎試合安定して4,5点取られて「試合を作り」、バティースタはもうリリーフ落ち。有望な若手もモロー、ローランドスミスくらいしか見当たりません。黒田を取り損ねたのも、現首脳およびバベシの最大の失態でしょうね。まあ、メジャー一年目でプレーオフ進出を決めた黒田本人の「眼が良かった」とも言えるのでしょうが。
具体的な対処法ですが、これだけ全体が悪いと一気に作りなおすというわけにはいかない。若手の底上げもほとんど期待できない状況ですから、まず何年かボロ負けしてドラフト上位指名権を獲得し使える若手を毎年ドラフトで指名するしか道はないと思います。FAやトレードは無理でしょう。まずFAですが、これだけ弱い現存戦力なのに、サラリーだけは全体で1億ドルを超えているんです。近年過熱気味のFA市場でもうマリナーズに好選手を獲得する体力は残っていないでしょう。そしてトレードするにしても、駒がありません。というか実際、今の首脳陣は変に動かないほうが得策と思います。ということは・・・、幾年かはあきらめたほうがいいでしょうね(笑)とにかくマリナーズの症状は末期的なので1年や2年で治るものではないと思います。
我慢すべきところはあっさり捨て、してはいけないところは異常なほど耐える。それを続けた結果、自らを救う道すらほとんど潰してしまったマリナーズにはもはや特効薬はないと思います。
だらだらと書いてしまいましたが、できることと言えば、色づけした部分くらいかと思います。あとはどこかのものすごい素っ頓狂なGMがマリナーズの半端な選手と交換にめっけもののプロスペクトを差し出してくれる可能性くらいでしょうか。その逆が起こる可能性のほうがはるかに高い気もしますが・・・。
最後に、今のマリナーズはリーマンやらAIGなんかよりよほど世界情勢を象徴するものとしてぴったりな気もする今日この頃です。
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