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不安が現実となりつつある。

絶対的なクローザー、J.J.プッツが戦線離脱したマリナーズは、残る救援陣が勝ち点を守りきれず逆転負けを繰り返し、まさかまさかの4連敗。
特に、期待されているオフラハティーやローといった若手の沈没が目に付く上、そんなマリーナズを嘲笑うかのように、対戦相手のオリオールズに移籍したシェリルが連日のセーブを記録。

またか・・・。

バベシGMはエンジェルスのWS制覇の礎を築いたと評価されているが、マリーナズに来てからの彼はからっきし。よくここまで職に留まれるもんだと感心しきりである。

昨オフは、ビダードを獲得したところまでは良かった。
しかし交換相手で、モローを渋り、シェリルを差し出した。
この点においてマリナーズ首脳陣は安堵したらしい。"将来有望な"モローを出さずに済んだと。

しかしここ2、3年のシェリルの活躍はフェイクではなかった。
とりわけ昨シーズンは、シェリル自身のメジャー昇格を遅らせた体重を大幅に絞り、顔も見るからにほっそりした。投球フォームもより可動域に余裕が出たため、腕の振りが鋭くなり速球の威力は向上。
左はもちろんのこと対右もまったく苦にせず、プッツにつなぐセットアッパーとしての地位を確立した。

それほどのピッチャーを出すことに何の躊躇も無かったとすれば、バベシはじめマリナーズフロントの危機感の無さは末期的と言わざるを得ない。

ビダードの実力は本物だろう。
開幕戦は決して調子は良くなかったが、悪いなりに抑えた。
いったん崩れると歯止めの利かないピッチャーが多い中で、彼は確実に計算できる。
しかしビダードはすでに懸念されているように、200イニングを投げぬくスタミナがない。
三振へのこだわりが強く、他人の助言を寄せ付けない頑固なパーソナリティー故にビダード自身、エースとしてローテーションを守り抜くという心構えを持っているか否か、今の時点ではなんとも言えない。

ヘルナンデスも中途半端なタイミングでメジャーに昇格させてしまったがために、開花が予想以上に遅れている。シルバも、決して安心はできない。

シェリルの放出、プッツの故障でいかにマリナーズの戦術が彼らに依存していたかはっきりしたと思う。
バベシは、戦力の穴は埋めたと自負しているかも知れないが、実際には逆だ。
穴はむしろ広がった。

幸いプッツの復帰はそう遠くないが、それまでにプッツへの橋渡しを明確にしないといい加減プッツ一人におんぶに抱っこでは長いシーズンは戦い抜けそうに無い。
肝心のモローも2Aで調整中。即戦力とは見なされていないのだろう。

それに、結局条件面で「オーバーラン」して獲り逃した黒田の好投もマリナーズファンとしては歯がゆい。

今年のマリナーズは金こそ叩いたが、根本的には穴は埋まっていない。
穴の表面に薄いシートをかぶせて一見埋まっているように見えている状態だ。
長いメジャーのシーズン、必ずその穴に落ち込むような事態が一度ならず起こるだろう。

イチローや城島からは、今シーズンの手応えを感じるようなコメントが飛び出しているが、実際どうなるか。
何が起こるか分からないのが、野球。
もしやすると9月にはマリナーズがぶっちぎりでア・リーグ西を制していても不思議はない。
正直、今年の西地区のレベルが高くは無い。
アスレッティクスのウルトラCでもなければ、マリナーズの敵はコロンもエスコバーもラッキーも抜けたエンジェルスだけだ。
ただそれも上手くいったらの話なのだけれど。

まあ、まだシーズンも始まったばかりだ。
ようやくスタートしたMLBの熱戦を堪能したいと思う。
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