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今日はハンドルのお話。

最近は、やたらショートリーチ・シャロードロップが流行っているけれども、
あれはSRSD(short reach, shallow drop)なハンドルが「正義」なのではなくて、様々なライダーに合わせた結果生まれてきたものだとの思いを強くしている今日この頃。

だから合っていないと思えば、あっさり変えてしまえば良いし、流行っているからといってそれにこだわる必要もない。
結局は、何が自分にThe Bestなのかが重要。

殊に、背の高い人、腕の長い人に限って言えばいわゆるデカハンの方が便利かなとも思う。
上背があるとSRSDなハンドルだと上ハンと下ハンでほとんど前傾が変わらない。
これはSS(short and shallow)ハンドルの良いところでもあるので一概に言えないが、下ハン握ってもスイッチが入らないというか、ドーパミンが出ない(笑)
体は楽かもしれないが、前傾が緩くなりエアロなポジションが取れなくなり、速く走るという点では少々マイナス。

それにアップダウンの伴うコースでもやはりデカハンは便利だ。
登りでは背を起こして、シッティングで力を入れやすいし、下りでは体を倒して極力エアロな姿勢をとることが出来る。
つまり落差が様々な状況に対応するのに役立つのである。

あと最後に取り上げたいのが、デカハンによる前後ポジションの自由度である。
例えば、リーチが100mmのハンドルと70mmのハンドルを用意する。
もしAさんが、100mmのハンドルに110mmのステムでポジションが出る場合、70mmのハンドルでは140mmのステムがないといけないことになる。
しかし現実問題、国内で140mmのステムなど見たことがない(3Tにはあったかな?)。
よほど業界に精通している方ならまだしも、一般消費者が140mmのステムを探すのは容易ではない。
最近はハンドルのSRSD化に加えて、ステムのコンパクト化が著しい。
いまや、ステムの標準は80mm前後になりつつあるし、それでも足りなければ50mm以下のステムも比較的容易に手に入る。
しかし140mmを超えるステムとなるとほぼプロのレースを除いて全くといっていいほど見かけない。
マグヌス・バッグステッドなどは150mmなんていうステムを使っているが、あれはおそらく特注品だろう。
剛性を重視し、深い前傾姿勢を取るプロは比較的小さめなフレームを選択することが多く、長いステムの需要が高い。
ただ一般には、スローピングフレームが主流となってきたため、シートチューブの長さはあまり気にされなくなりつつあり、以前と違って大きめなフレームを選択しやすくなった。
よって長いステムの需要が一般のレベルでは低いのだろう。

話は長くなってしまったが、要はSSハンドルでもポジションが出るようなフレームサイズを最初から選べば問題はないのだが、もしそうでない場合、デカハンは非常に有難い存在だ。
(ただ、フレームが小さいからといっていたずらにデカハンを使うことには弊害もある。詳しくはhttp://kiama.blog32.fc2.com/blog-entry-430.html

おそらくこれはTT長で550mmを超すようなライダーにしか当てはまらない話かもしれない。
ちなみに私の自転車はTT長568mm(カタログ値)だが、どうもSSハンドルではポジションが出そうにない。
そんな図体のでかいライダーの戯言であること、ご了承願いたい。

今回はあえてデカハンのデメリットは指摘しない。
ハンドルに関してはメリットとデメリットが表裏一体な部分もあるし、デカハンの悪いところは皆さん十分に理解しておられると思うから。

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